第3章 少子化・年金問題はこうやって解決する

3−13 正しく効率的な競争を実現する

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私は競争を否定するわけではない。 障害児が大切に扱われるのも、豊かな社会が前提であり、豊かな社会を実現するためには競争が必要だからだ。 ただ注意しなければならないのは、競争にもコストがかかっている、効率を考えなければならない、という点だ。
要するに「給料払って、ボーナス払って競争させる価値があるのか」という意識をもつということだ。 私は競争を否定はしないが、競争させる側も、それなりの真剣さというものが必要である、と言いたいのだ。
そもそも社会の役に立つ正しい競争なら、ボーナスなり、賞金なりが出るはずである。

ボーナスどころか給料も出ない。 それは経済的合理性に合わない、コスト割れした、間違った競争で、やればやるほど赤字で、社会に負担をかけるムダな競争、見栄の張り合いをしているという事だ。
まず子供には給料を支払うこと。 そしてもし競争させるのならば、ボーナスや賞金を出すこと。 ボーナスや賞金が出せないのなら、それは即ち「価値の低い競争」という事なのだからやらないこと。 それが「競争」というものに対する正しい見識である。
要は、競争をするなら、「見識を持って競争しろ」という事である。

以上、競争に関する否定的な事をたくさん書いたが、先述したように私は競争を否定しているわけではない。 むしろ逆である。 私は「親権にも自由競争」を主張する、より徹底した市場原理主義である。

基本的に、価値のある競争にはスポンサーが付き、賞金が出るものだが、受験競争にそんな価値はないだろう。
企業だって、タダだから学歴を利用しているだけであって、スポンサーになって、賞金を出してまで「学歴」「お受験」を奨励するかと言えばノーである。
タダだから利用しているだけだ。 とはいえそれがクセモノ、タダほど高い物はない。

企業はタダだから学歴を採用の基準として利用する。すると、
 → 親は子供に投資せざるを得なくなる。
 → その投資は客観的・合理的・効率的でない。
 → 教育コストは増大する。
 → 少子化・年金・財政破綻。
という連鎖で、社会・経済に重大な損害を与えて行くのである。

ガクレキ封建体制を破壊し、生涯学習社会に移行すれば、このような無駄はなくなり、正しく効率的な競争が実現できる。

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